2018年9月7日金曜日

いのちとみそとサバイバル


2011年に身にしみたこと。

いざとなってからでは間に合わないもの、常に備えておいたほうがいいものがある。

近所同志で繋がり合って生きるには、これが必要、というものがある。

ということ。 

例えば、
・カセットコンロ 
・土鍋
・水用タンク(18リットル~20リットル)たくさん
・タライ 
これらをまず揃えておきたい。


そして、
・火打ち石
・ナタ
・鋸
・斧
・麻紐(色々な縛り方を覚えておく)
これらを使いこなせる僕たちでありたい。




写真:千葉県いすみ市にある「パーマカルチャーと平和道場」で一週間、直火で自炊しながらの『共感コミュニケーションと共生のためのリトリート合宿』を行った。
一週間あれば、効率のいい薪の割り方、無駄のない薪のくべ方、ペール缶を使った釜戸の作り方、瓦やレンガやブロックの活用法、灰をクレンザーとして使う方法、コンポストトイレの作り方と管理法など、大体の野営術を共有できる。

photo by Yoichi


薪割りは木目を読んで。
目に沿うと力をかけずにすっと割れる。
目に逆らうと割れるものも割れない。

釜戸の中に薪は詰め込みすぎず。
酸素があってこそよく燃える。
燃えているのは、木というよりは気。
空気の流れを作って、釜戸が気持ちよく呼吸するように。
火は下から上に登るので、薪の木目もこの流れに合わせてくべる。
大切な資源を大切に使う。
燃やす時は焦らず急かさず、気と木の呼吸を読むように。


写真:味噌汁、ご飯、漬物と副菜による「一汁一菜」は、野営生活でこそ、基本になる。
寸胴鍋は平鍋よりも沸騰が速い(熱は下から上に登るから、縦長の鍋がよい)。
photo by Yoichi


味噌汁を数日作り続けていると「何人が何日生きられる味噌が備蓄できているのか」が手に取るように分かってくる。

この感覚が重要だと思う。

一人ではなく、ひと家族でもなく、地域の皆でサバイブするなら、以下のような、炊き出しの時に使える道具は、しっかり揃えておきたい。
・寸胴鍋
・味噌
・米
・梅干し
・塩(または塩を炊くための海水)

「一汁一菜を分け合う暮らし」をいつでも立ち上げられる力を付けていきたい。



写真:ブロックとレンガで釜戸を作った。
ブロックの穴は通気口として、釜戸の中の温度に応じて開いたり塞いだりして火力調整が出来て便利。
毎日の自炊メニューがシンプルな味噌汁だと、誰もが炊事に参加しやすくなる。
特別な料理は「特別な人しか作れない感」が出て、サバイバル生活の時には意外と不便。最初はドギマギしていても、何度か味噌汁の鍋に触っていると、数日経つと誰もが堂々と味付けするようになる。
元々、すべての人は、メディスンマンですからね
photo by Mikae




写真:夏至の頃、3日かけて塩を炊いて味噌を作った。
これは、その時に仲間と作った釜戸。
ドラム缶と金切りバサミがあれば、釜戸は作れる。
それらがなくても、石があれば釜戸を組める。
「あるもので、できる」ってな感覚を、どんどん共有したい。
そのためには体験を共有すること。
塩炊きCamp、味噌作りCamp、どんどん実践の場を作っていこう。




そして、非常時を支えるのは日常。

さらに本音を言うと、日常などはなく、諸行無常が真実。

「当たり前の日常」などというものはなく、今無事でいることは奇跡そのもの。

なにはともあれ、味噌は必要と思ってから仕込んだのでは間に合わないから、なるべく常に醸していたい。

日常的に、地域の皆んなが食える分を作っておきたい。

みんながどれくらい食べるのかも、知っておきたい。 




そして、道具はいざという時に貸し出せるように、ツールライブラリー(*)化しておきたい。


*ツールライブラリー
アメリカ西海岸、ポートランドやカリフォルニア州各地に点在する道具の貸し出し場。
そこは多くの場合、共同作業所のようにもなっており、道具の使い方を教え合う智慧の交換も自然に起こっている。


僕が工房にどっさり道具を置いている理由はここにもある。

もっともっと、地域に共同作業所と、道具が貸し出せる場所を増やしたい。

そして、味噌と米と梅干しと塩を、作って、蓄えて、分け合える力とつながりを、皆で育てていきたい。

味噌や米や梅干しや塩を作って、分け合える関係性を育てたい。

これらを売ることを否定しない。

むしろ売り手を増やしたい。

そして同時に、売り買いをする暇もないくらいの時のために、手を打っておきたい。

いざとなった時に一緒に作れる仲間、パッと必要なところに配れる繋がりを作っていきたい。

何かあった時にパッとコンビニに走るのではなく、味噌蔵に走る僕たちでありたい。

スーパーでレトルトを買うのではなく、釜戸を組んで炊き出しを始める僕たちでありたい。

何かあった時のために、こつこつこつこつ、やっていきたい。

やれない人、やっていない人を責めるのではなく、人のやっていることを批 判するのではなく、とにかくこつこつこつこつ。

みんなそれぞれ事情がある。

とにかくこつこつと。



・・・


お湯さえあれば
この記事の冒頭に、何かあった時のために「ガスコンロ」と「ヤカン」があると助かると書きました。

お湯があれば、出来ることは色々あります。

野営が長期化する時や、移動中、水筒は何本あってもいいと思います。

僕は大抵、3本以上は持ち歩いています。

ちなみに電気ポットでの保温は、かなりの電気を消費します。

「その電気代で、いったい何本の水筒が買えるんだ?」というくらい消費します。

電気にとって、得意な仕事は照明や通信機器の充電など。

電気にとって不得意な仕事(電気をとても消費する仕事)は、電熱器やドライヤー、エアコン、冷蔵庫といった、温度の上げ下げ。

「お湯を沸かしたら、すぐ水筒に移して保温」がとても大切です。

とりわけソーラーパネルや風車などを使ってバッテリーに蓄電するような状況で「温度の上げ下げ(保温含む!)」を電気でやることになると、すぐに充電した電気が枯渇していしまいます。

電気の自給を考えている人は、ぜひ参考にしてくださいね~。



お湯と水筒で作れるもので、僕が「養生食」と思えるものは、例えば以下のようなものです。

・お茶
番茶やルイボスティ、各種ハーブティはティーパックで淹れる事が出来るものがありますし「無漂白のティーパック」は自然食品店などで売っています。
番茶、梅干し、生姜、醤油があれば「梅醤番茶」も作れますし、大根があれば「第一大根湯」「第二大根湯」も作れます。

■おすすめ養生飲料
番茶
ルイボスティ
各種ハーブティ
黒炒り玄米
無漂白ティーパック
梅醤番茶:梅干し、生姜、三年番茶、醤油
大根湯:大根、醤油、塩

・玄米スープなど
玄米粉、小豆粉(ヤンノー)、はったい粉、そば粉などは、お湯に溶くだけでお粥と同じくらい栄養価のあるスープにすることができます。

■おすすめ粉物
玄米粉(お薦めはシガリオ。酸化しにくい)
小豆粉(ヤンノー)
コーンミール
はったい粉
そば粉
ヘンプシードパウダー


・みそ湯
とりわけ手作りの味噌は、タンパク質がしっかり分解されている為、アミノ酸が多く生成されているので、いわゆる「だし」の持つ旨味が十分。
こういった味噌を常備していれば、お湯に溶くだけで美味しいみそ汁を飲む事ができます。
乾燥わかめや昆布、ひじき、あらめ、ふのりなどがあれば、さらにバッチリ。
野菜は煮込む必要がある物が多いですが、油揚げならそのまま入れてもOK。
■おすすめみそ湯
天然手作り味噌
オプション:乾燥わかめ、昆布、ひじき、あらめ、ふのり


・玄米ビーフン 

写真の玄米ビーフンは、お湯に浸して1分置くだけで柔らかくなります。
この時は、水筒に玄米ビーフンを入れて、お湯を注いで、黒ごまペーストと手作り味噌とごま油と乾燥わかめを入れて混ぜて「ベジタリアンみそラーメン」的なおいしい夕ご飯を作りました。
お湯だけで作れるもの、工夫次第で色々ありますよね。
そういった情報交換や食べくらべ会も、していきたいと思っています。
■おすすめ乾物
玄米ビーフン
海藻
乾燥キノコ(舞茸、しめじ、えのき、しいたけ)
乾燥野菜(切り干し大根、切り干し人参、切り干し牛蒡)

養生トレイルフード
トレイルフードとは、登山やトレッキングの時に持ち歩く携帯食のこと。

豆類や穀類を混ぜて袋に入れたり、水飴などで練り込んでバーにしてあるものなどが流行っています。

僕が思うに、日本列島は徒歩で旅する人が多く、色々な携帯食があったはずです。

そして実際調べてみると、味噌、焼き味噌、鉄火味噌、炒り玄米、干し玄米、漬物、乾燥野菜、梅干しなど、色々なものを携帯しながら旅していたようです。

僕もこの10年ほどはワークショップなどで全国を旅している中で、きづけば「養生トレイルフード」を色々と持ち歩くようになっていました。

それは例えばこんなものたちです。
・梅干し
・ねり梅(チューブタイプ)
・梅肉エキス
・ごま塩
・パウダー八丁味噌(最近岡崎で見つけた、かなりのお薦め!)
・乾燥海藻(昆布、わかめ、海苔など)
・マヤナッツパウダー
・チアシード


■調味料の大切さ
本来、調味料とは「食品を解毒したり、分解を助けたり、消化吸収をよくするため」に作られたものです。

しかし現代、一般市場で販売されている調味料は、砂糖も、塩も、酢も、醤油も、味噌も、その他様々な調味料も、ほぼ全て添加物入りです。

古くは孔子のまとめた「論語」の中で
「発酵調味料がないなら、食事はとらないほうがいい」 
という意味の言葉があります。

食あたりや消化不良を起こすリスクがあるくらいなら、食べないほうが身体にいいし、もし食べるなら、しっかりした発酵調味料と合わせることを勧めていました。

消化を助けるはずの調味料に添加物が入っているということは、その添加物を解毒・分解するための負担が新たにかかってくるということです。

これが「食べると疲れる」原因になっています。

しかし逆に、調味料さえしっかりしていれば、仮に病院食の中に添加物が含まれていても、その毒性を調味料が分解・解毒してくれます。

何を食べるにしても、薬効をしっかり持った調味料を取り入れることで、心身のバランスを崩さずにいることができます。


バケツ2つでモバイル二槽式手洗い
町にあるコインランドリーの中には、自動で洗剤を入れてくれるものがあります。

そうなると、合成洗剤を使いたくない場合、とても困ることになりますよね。

そもそも、洗濯機はなるべく使いたくない、という人もいるでしょう。

おすすめは、ランドリーマグちゃんを使ったバケツ2槽式

まず1つ目のバケツで、ランドリーマグちゃんを入れてつけ置きしておきます。

ランドリーマグちゃんは、マグネシウムの粒子。


↑詳しくは三宅商店サイトに説明があります。http://miyakestore.com/?pid=125476023

このマグネシウムが、水をアルカリイオン水に変え、汚れを綺麗に落とし、消臭もしてくれます。

そして、二槽目のバケツにはクエン酸を入れて、そこですすぐと、リンス効果もあり、風合いがさらによくなります。

すすぎは一度でもいいし、もう一度すすぎたければ、最初のバケツの水を入れ替えて、すすぎ槽として使えばOK

麻ひもがあれば、干す場所は工夫して作ることができます。

麻紐は、どんなときでも携帯しておきたいですね。

麻紐、ナイフ、ハサミは、突然非日常的な状況に突入した時に、必ずといっていいほど大活躍するアイテムです。


・ホメオパシー
そして最後に紹介したいのはホメオパシー。

僕は、「ホメオパシーとはなんなのか」は抑えておいたほうがいい基本知識の一つだと思っています。

そして、ホメオパシー・ジャパンが勧める「基本キット」の中の10種類くらいのレメディーは、効果を理解して生活に取り入れておくことをおすすめします。

入院するような状況や、普段当たり前だと思っていた生活インフラが途絶えるような状況になった時、必ずと言っていいほど心理的インパクト、精神的ゆらぎが、肉体的な変化と一緒にやってくるのではないでしょうか。

肉体的変化と心理的変化、精神的変化は連動している、と見るのがホメオパシーの考えです。

そして、それらの変化に対して多面的にケアできるのもホメオパシーです。


■日常、無常

時代の転換点と言われて久しい昨今。

天候の変化も激しく、豪雨や津波や地震や火事も頻発しています。

日常と非日常の境界線は、日に日に曖昧になってきているのではないでしょうか。

衣食住、炊事洗濯、それらを支える様々な道具やインフラ。

これらが、いつ供給されなくなってもおかしくないのが今の時代だと思います。


諸行無常という言葉を胸に、自分の暮らしを支える道具や、暮らしを支えてくれている存在の一つ一つに改めて意識を向け直していきたいという思いを新たにしています。

そして何より、これらのスキルを持っているか持っていないかで、サバイバル出来る可能性が上がったり下がったりするのではなく、「個人の能力に問わず、つながりの力で乗り越えていける」ような、競い合いではない分かち合いによって、ゆるやかに知恵や技術を共有しあえる関係性を、丁寧に育んでいきましょう。

2018年8月19日日曜日

ヤポネシアから西海岸へ、意識の旅へのお誘い

今日はTokyo Urban Permacultureのソーヤー海君からのお誘いをシェアします。

彼は毎年、アメリカ西海岸を訪ねるツアーを主催しています。

今年は9月5日〜18日の2週間。

あと3人の参加枠が空いているということで、情報拡散に協力したいと思って記事を書いています。

書く人が変わるだけで、広まる範囲が変わりますし、こういった活動があるということを、僕もぜひ知ってほしいと思っています。

まずは以下、本人の言葉をまずは紹介します。

よかったら以下のリンク先の記事を読んでみてくださいね。

そして、ピンときたら(もう来月だけど)ぜひ参加を!

そして、もしピンときたけど行けなかったり「あの人に知らせたら面白そう」という感じでピンときたら、ぜひお知らせの輪を広げてください。

以下が、ソーヤー海くんの書いた記事です。

【9月5〜18日】人生が変わるパーマカルチャーツアー2018

【9月のツアー】パーマカルチャー実践者達と後3人募集!



そして以下は、海くんの言葉。


・・・
2018年夏 ソーヤー海と寺社下茜がお送りする
人生が変わるパーマカルチャーツアー

アメリカ北西海岸でパーマカルチャーの最先端を田舎(オーカス島)と都会(ポートランド、シアトル)で体験してより深い次元で生きよう!
来た〜〜〜〜〜!!!

僕が体験して来た最高の世界をみんなと共有したい!
美しく自由で、自分らしい暮らしと出会う旅に出よう〜

このツアーは多くの活動仲間と創造してきた最高傑作!
本当に大好きな冒険

心がひかれたら一緒に行こう!
IT'S TIME
・・・

もうひとつ、海くんの言葉。


・・・

この前、なぜこのツアーをやっているのかを聞かれた。

一つは、自分が尊敬しているパーマカルチャー実践者や
コミュニティービルダー(コミュニティーを育む人)、
美しく自由で暮らしている人と
再会してエネルギーチャージをしながら
新たなインスピレーションをもらうため。
これが、僕の活動の重要な原動力になっている。


もう一つは、同じ世界観で活動できる日本の仲間が欲しいから
パーマカルチャーの可能性
人間やコミュニティーの可能性
僕たち自身の無限の可能性
それを信じて行動できる人を日本に増やしたい

20代の文無し3兄弟がコツコツとパーマカルチャーの楽園を
30年以上かけて作ったブロックス農園や
(僕が2年間研修生をしていた魔法の世界)

地域の交差点をゲリラ(許可なく・違法)で
コミュニティースペースに変えた上に
行政を巻き込んでその違法行為を合法にしてしまった
ポートランドのシティリペア運動

低所得者移民地域で使われていない
行政が管理している広い空き地を
誰でも自由に収穫ししにきてもよい
フォレストガーデンを育てた
シアトルのパーマカルチャー実践者達

不可能に感じてしまうことを実現してしまう人達
そんなパッション全開で動く人と時間を過ごすと
どんどん自分の中からパワーが湧いてくる
彼らには「NO」や「できない」が通用しない

ないものは創造していく
自由に自分らしく生きる
そして地球やお互いを大事にする
それが彼らの在り方


もう一つだけ理由を挙げると(理由は山ほどあるから)
とにかく楽しい!

「愛している西海岸で最高の旅をするとしたら?」を
お題として考えた、
最高の仲間達を巻き込んだ企画がこれ
KAI'S BEST SELECTIONでできた冒険

「フィルとカイルのパーマカルチャー原則」
楽しい、美味しい、美しい、自分らしいを
体現している世界を2週間味わうロードトリップ
・・・
(海くんの言葉、以上)


さて。

僕(冨田)は昨年、アメリカ西海岸で色々な人達と交流して、
「エネルギーチャージをしながら新たなインスピレーションをもらう」
をとても強く実感しました。

こういうことって日本国内の中でもあると思います。

僕は漢方薬局を経営しながら陰陽五行をポップに伝える大成功晃太郎と会うたびに元気をもらえるし、地球暦を作っている杉山開知に会うたびに暦の文化を前に進める推進力をもらっている。

そういう仲間が、全国にいるおかげで活動が持続できているということを強く感じます。

そしてアメリカを訪ねて交流を深める中で「世界に仲間がいる」事を具体的な皮膚感覚として実感出来たし、背中を押された気がしました。

パーマカルチャーの可能性
人間やコミュニティーの可能性
僕たち自身の無限の可能性
それを信じて行動できる人を日本に増やしたい」
という気持ちも、めっちゃよくわかります。

誰かがやっているからとか、やっていないからとか、できそうだからとか、無理そうだからとか、そういうものさしではなく、「自分たち自身の中にある可能性」を信じて、誰もやろうとしないことでもやれると信じてやっていける仲間を増やしたい。

協同組合型のオーガニックマーケット、行政を巻き込んでのシティリペア、貧困層にも食が行き渡る仕組みを自分たちで作るコミュニティガーデンの取り組みは、僕が訪ねたサンフランシスコ周辺にも網の目のように広がっていました。




市民が立ち上げた協同組合型オーガニックマーケット





ポートランドの都会再生運動シティリペア







低所得移民も参加しているシアトルのコミュニティーガーデン



日本列島はもともと、太平洋を行き交う海洋民族が暮らしていた場所。

国境やビザやパスポートもなく、船舶免許もない時代は、沢山の人達が手作りの船で太平洋を旅し、また、太平洋の島々からやってきた人たちを招き入れる開かれた心を持った人たちの交流の場でもありました。

定住型の島民と、移民型の島民が、お互いのよさを活かし合いながら生きる多様性のるつぼが日本列島。


時代の変わり目を迎える今、改めて意識を島の外にも向けて、柔軟でおおらかな開かれた心で、他文化に触れ合う事が大事な気がします。

旅に出る時は今。

そう思ったらぜひ連絡してみてください。




2018年7月20日金曜日

夏の土用をたしなむ:その弐〜梅干しのススメ〜

今年の夏はとにかく暑いっすね。

そして、年々デスクワーク中心のライフスタイルが広がり、冷房や冷たい飲みものの影響で腸内の冷えが深刻化しているように思える現代の土用は、今まで以上に養生が必要と感じます。

ということで、土用の話が続きます。


■夏の土用は、養生の要 

夏の終わりは、暑さと湿気の極まる時期で、この頃の約18日間は「夏の土用」です。



夏の土用は、一年の中で最も暑さ極まる「大暑」の頃。

古くは一年の中でもとりわけ気が乱れやすい「裏鬼門」の時期とも言われてきました。

この時期は水分のとり過ぎによる消化器官の冷えやむくみ、胃腸の疲れによる食欲不振や消化力の低下が起こりがちです。

そして、それら諸症状に伴う持久力の低下、体力の消耗、長引く風邪や微熱、だるさなどの出やすい時期でもあります。

さらに夏は、自然界のエネルギーが高く、不摂生してもなんとかなるだろうと、養生不足になりがちな季節でもあります。

そのツケが土用明けにどっと出てきて、夏バテになりやすいとも言われています。

東洋医学において胃腸の力、消化力はそのまま気の力に直結すると考えられています。

消化力が下がることで体力そのものが低下する夏バテを防ぐためには「よく噛むこと」「素食にして腹八分目に控えること」などの基本に立ち帰り「消化器官を助けること」が肝要です。


■土用丑の日に「う」の付くものを、というキャンペーン


土用といえば「土用丑の日」と「鰻(うなぎ)」を連想する人は少なくないでしょう。

この「土用丑に鰻」という風習は、江戸時代の学者であり戯作者であった平賀源内が広めたものと言われています。

十二支の中の「丑」は方角で言うと北東の鬼門方向、一日の中で言うと夜明け前の最も闇が深い時、一年の中で言うと冬の終わりの寒さが極まる頃を表します。

当時、陰陽五行説を理解する人たちの中では「夏の”火の気”を抑制するためには、火と相対する”水の気”を用いるのがよい」とされ、五行において「水」にあたる色である”黒色”で水の中に棲んでいる鰻を食べると、夏の不調を克服できるとされてきました。

さらに古くは奈良時代から「夏痩せには、滋養の多い鰻を食するのがよい」とされていた歴史もあり、これらの事実を踏まえた源内は、売り上げが落ちてきた魚屋からの宣伝の依頼を受けて「それなら人びとが土用丑に鰻を食べるように宣伝を打てばいい」と考えて、町の魚屋に「土用の丑は鰻」と書かれたのぼりを立てさせたと言います。

また、源内の時代の前から「土用の丑の日は体をこわしやすいので健康に気をつけるように」という通説と共に「土用丑の日は”う”の字の付く食べ物を食べると良い」という俗信が根付いていた事もあって、うり、うめ、うどんと共に、うなぎを食べる慣習が広まっていったのでした。


■現代における夏の土用は、夏バテ予防キャンペーン

江戸時代の日本には冷蔵庫もクーラーもなかったので、内臓を冷やす心配はほとんどありませんでした。

さらにエレベーターもエスカレーターも自動車もありませんから、運動不足の心配もほとんどありませんでした。

現代の夏の土用は、内臓の冷えやそれに伴う水の滞り、むくみ、運動不足による血行不良やそれに伴う消化不良の心配がついて回ります。

体内で行われる消化も、体温や血圧を調整する代謝作用も、細胞や体内に住む微生物達が持つ酵素によって行われています。

内臓の冷えや運動不足によって、体温が下がったり、腸内の温度が下がると、これら体内酵素の働きも低下し、免疫力、消化力は低下していきます。

さらに高タンパクな食品や乳製品や食品添加物を摂れば、その分だけ身体への負担は大きくなっていきます。

鰻はあくまでも消化力の高い人の食べものと言ってもいいでしょう。

そして瓜は、塩を振らない状態で摂ると内臓が冷えすぎてしまう可能性があります。


■夏の土用は、
梅干し、梅酢、梅醤、梅肉エキスを! 


現代において、夏の土用に適した”う”の付くおすすめの食品は梅です。

梅、と言っても、青梅のことではありません。

梅を塩で漬け込んで天日に当てた梅干しや、梅干しを作る際に取れる梅酢、梅を長時間煮込んで作る梅肉エキス、梅干しと生姜と番茶と醤油を合わせて作る梅醤番茶などのことです。 









↑土鍋に螺旋状に梅干しを並べて、小麦粉などで蓋をしっかり密閉して、ごくごく弱火で10時間以上火を入れて、梅干しの黒焼きを作りました。耳かき一杯分で、胃腸病一切にてきめん効きます♪

・・・

これらはすべて、体の酸化を防ぎ、疲れを取り去り、消化を助ける食べる薬と言っていいでしょう。


近年販売されている梅干の中の多くは、還元水飴や精製塩、はちみつ、酒精、調味料(アミノ酸等)、酸味料、甘味料(ステビアなど)、ビタミンB1、着色料、香料などが入ったものになっています。

本当の梅干とは、農薬を使わずに育てられた完熟の梅を自然塩で漬け込み、十分に土用干しして出来上がったものです。

梅干の薬効には、以下のようなものが挙げられます。



参考情報1「家庭の味 手作り食品ー健康は安全な食べものからー」(東城百合子/あなたと健康社)
より
下痢・胃腸病一切・公害物質を体外に排出したり老人性疾患として恐れられている動脈硬化、脳溢血、神経痛、リウマチなどを予防し、乳酸、酪酸などの血液の酸毒を中和、解毒してカルシウムの吸収を助けます。梅干は味は酸っぱいが優秀なアルカリ性食品で、丹精して干した梅干ほど効力は強くなり、血液の浄化力があります。又梅干は強力な殺菌力があり、ご飯に入れておけばいたみません。(中略)唾液腺ホルモン(パロチン)の代謝を活性化させる。これは若返りのホルモンで内臓筋肉を緊張させ老化を防ぐので、大切な老人病予防ホルモンです。風邪には梅干一個に熱い番茶をさして飲むと咳どめ、熱さまし、利尿剤になります。土鍋で黒焼きにすると一層よく効きます。 

参考情報2「梅の効能について」(三宅商店ブログより)



梅干は塩味と酸味が合わさっている事で、抗菌、殺菌力も高く、胃腸の腐敗による不調にてきめんの効果を持ちます。

また、毎朝に梅干を使った梅醤番茶を取ることで、冷え取りの体質改善も可能です。

食欲不振の際には、料理に梅肉や梅酢を使うと、唾液や消化液の分泌が促進され、食欲回復の助けにもなります。

水分補給には、梅酢を水やお茶で薄めたドリンクを水筒に入れておけば、胃腸の腐敗防止、栄養補給の効果も得ることが出来ます。

これら梅を使った養生食品は、土用の健康管理だけでなく、腸内環境を整えたり、冷え体質を治したり、体質そのものを改善する事ができる薬でもありますので、日常的に取り入れる事を勧めます。

・・・

以下は友人の営む「三宅商店」のおすすめアイテムです。

・龍神|つぶれ梅|1kg




・・・

夏の土用をきっかけに、ぜひ梅の力を取り入れてみてくださいね!


2018年7月19日木曜日

夏の土用をたしなむ:その壱

明日からの18日間は、夏の土用です。


今回は、この「夏の土用」について、2回(または3回)に分けて記事を書いてみようと思います。



■星の運行と暦

日々の中で当たり前のように使っているカレンダーは、西暦と呼ばれるもの。

そして、私たちが慣れ親しんでいるこの西暦以外にも、世界にはたくさんの暦が存在しています。

その中でも、土地ごとの気候風土に合わせて作られた「自然暦」と呼ばれるものは、気温や地温、湿度や日照量などによる、自然の移ろいを表すメディアのようなものです。

自然暦の中にある様々な周期は、太陽や月、地球といった星の回転やそれに伴って起こる自然現象を記録したもの。

私たちの毎日の暮らしは太陽のもと、宇宙のもとにあり、私たちはそれら自然の循環の一部です。




地球上で生命活動を営む生き物たちは、これら星の回転による周期に寄り添うように姿かたちを変え、ライフスタイルを変えながら、季節にあった生命活動を営んでいます。

旧暦(和暦)と呼ばれる日本の暦は、太陽と月のめぐりをもとにして作られたもの。 








日本で古くから使われきたこの暦は、星のめぐりの中で営まれる生態系の変化についての観察記録であり、同時に未来を予測したり計画を立てるための指針とされてきました。

地球が太陽のまわりを公転する間に、太陽の光の当たり方は変化していきます。

太陽の光の当たり方が変化することで、昼の長さと夜の長さが変化し、地温、気温が変化し、湿度や気圧が変化し、それによって生命活動の様子が変化していきます。


■四季と五季、土用
太陽の光の当たり方の変化は、その土地によって雨季と乾季を生み出したり、東アジアにおいてはさらに細かく「春」「夏」「秋」「冬」による「四季」の変化を生み出します。

「春・夏・秋・冬」という四つの季節と、季節と季節の変わり目にある約18日間、合計で約72日間ある「土用」をあわせて、日本では一年を「五季」と捉えてきました。

この「五季」という考え方は、古代中国で始まった「五行説」から生まれたもの。

五行説とは、世の中にあるあらゆる物象は「木火土金水」の五要素のどれかに当てはめることができ、これら五要素は常に相互に影響を及ぼしあって循環、変化し続けているという考え方です。

その後の長い年月の中で、五行説は暮らしの中に取り入れられ、応用されてきました。

そのような歴史の中で「あらゆるものは、死して土に還り、土から生まれいづる。土こそが、万物を生み出す根源である。」という考える『土王説』が生まれました。

そして「土」の気は「場全体」および「全体の中央」を表すようになりました。

土用はちょうど季節の入れ替わりの時期であり、前の季節のエネルギーがピークを迎えているとき。

土用はこの「それぞれの季節の終わりの時期」にあたる約18日の期間です。
季節の終わりは、季節のピーク。

暑さが極まればそこから涼しくなり始めますし、寒さが極まればそこから温かくなり始めるように、ピークとは「極まって転ずる時」です。

たとえば、、

夏の土用は、暑さが極まって転ずる時であり、一年の中で最も暑い時(夏の土用=7月20日頃~8月7日頃 )

冬の土用は、寒さが極まって転ずる時であり、一年の中で最も寒い時 
(冬の土用=1月17日頃~2月3日頃 )

です。


■夏の土用の養生その1
五行説において、「土」に相当する内臓は「脾」です。

この「脾」の働きを支える主な内臓は「膵臓」と「胃」です。

東洋医学において「脾」は内臓そのものというよりは、内臓の”働き”のこと。

脾の働きは、消化したり、消化したものを体中に分配する働きを指します。

そして「土」に当たる味は「甘」です。

「脾」「胃」は化学精製した砂糖などの強すぎる「甘」味によって弱ります。

そして、自然から生まれた甘味は脾の働きを助けます。

江戸時代には、胃腸が疲れやすい夏の終わりの土用の頃、甘みを施した枇杷茶や玄米甘酒などを飲んで体調を整えていました。


参考:『春夏秋冬、土用で暮らす〜五季でめぐる日本の暦』




■夏の土用のおすすめアイテム 1「玄米甘酒」
消化力が落ちがちなこの季節の養生の要は、何につけても、消化を助けること。

玄米甘酒は、古くから夏の土用を代表する養生食品の一つとして親しまれてきており、夏の季語にもなっています。
玄米と米糀によって作られる玄米甘酒は、米糀の中に含まれるコウジカビ、乳酸菌、酵母の働きによって生成された様々な栄養素を摂取することができるだけでなく、これらの微生物たちそのものを体内に取り込むことで、胃腸の働きをサポートすることができます。

また、糀の働きによって生まれた玄米甘酒の中に含まれるグリコーゲンは、体内酵素を使って消化をする必要がないため、すぐにエネルギーとして利用できます。

そのため玄米甘酒は「飲む点滴」とも呼ばれています。

夏の暑さの影響で冷たい飲み物を摂りすぎると、逆に内臓を冷やして体内酵素の働きを低下させてしまうことになります。

夏の暑い時期に体の働きを助けるためには、体内酵素が働きやすい体温を保ち(酵素の働きは体温が下がると弱まります)、体内酵素の働きを助けるような、消化に負担をかけずに効率よく栄養を吸収できるような食品を、よく噛んで摂ることをおすすめします。

また、糀があれば、玄米甘酒だけでなく、醤油糀、塩糀も作れます。

体に必要な栄養をしっかり補給し、さらに腸内環境を整えるためにも、糀食品を常備することをおすすめします。

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以下は三宅商店のおすすめアイテム。

・名刀味噌本舗|玄米こうじ|500g

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■友人の商店を紹介する意味について

玄米甘酒を取り入れようと決めたら、糀を自家培養し、玄米を栽培している人以外は、誰かから糀や玄米を買うことになります。

僕は、糀も玄米も作っていないわけですが、なるべくこれら自分で作っていない生活必需品は、なるべく友人やご近所さんから買うようにしています。

そして、そんな友人やご近所さんを身の回りに紹介することも、意識的に進めていきたいと思っています。

商品を仕入れて販売する仕事は常にリスクが伴います。

商店は、仕入れる為にお金を払って、商品が売れたら始めて生計が成り立ちます。

一方「買う側」にはそのリスクはありません。

お金を払うのは、商品を手に入れた時ですから。

そして買う人は、お店が「在庫が余るかも知れない(赤字が出るかも知れない)」というリスクを抱えながらも勇気を持って商品を仕入れてくれているお陰で、それらの商品を手にすることが出来ています。

買う人が、商品を仕入れて販売する人を支える事は、お店に対する敬意を元にした良好な関係性を築く上で、とても大切な行為のような気がします。

そんなこんなで、素敵なダイアリーの存在も知ってほしいし、素敵な甘酒や糀や、それらを取り扱うお店の事も知ってほしい。

そんな思いを、今後は今まで以上に遠慮なく、表現していきたいと思います。



→次回は「夏の土用の丑」と梅干しの関係について書きます!

2018年7月18日水曜日

再開催します! 『第3回保養とごはん〜家族を放射能から守る食事法〜』




6月18日に京都市内で開催予定だったイベント『第3回保養とごはん〜家族を放射能から守る食事法〜』は、当日朝に起こった地震の影響で中止となりました。

しかし当日、講師の岡部賢二さんは、滞在先の滋賀から車で駆けつけてくださり、主催メンバーと、前日から京都入りしていた保養団体主催者でもある参加者1名のために、無償で熱のこもった講義をしてくださいました。

どんな事が起きても、続けていきたいこと、伝えていきたいことがある、ということが集まった面々の中で再認識され、この日のうちに「ぜひ機会を改めて再会しましょう」という約束をしました。

そして、その後の日程調整の結果、9月25日に以下の通りの概要で開催いたします。

お申込み、お待ちしています。

ふるってご参加ください。

まずは以下、岡部さんからのメッセージです。

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福島第一原発事故から7年経ちました。

最近、現状についてあまり報道されなくなり、人々の記憶も薄れてきました。

さらに放射能は目に見えないため、時が経つにつれて関心も薄れがちです。

しかし、原発は福島以外にもあり、決して人ごとではありません。

ここ九州にも、佐賀(玄海)と鹿児島(川内)にあり、先日玄海原発3号機から蒸気漏れが見つかりました。

放射能汚染は、決して他人事ではないのです。

いつ自分の身にふりかかかってくるかはわかりません。

備えあれば憂いなし。

今回のイベントでは、講演のほかに養生食づくりのワークも行います。

放射能対策だけでなく、体の養生食としてもおすすめです。

よかったらご参加ください。

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※保養(ほよう)とは?

原発事故による放射性物質で影響を受けた土地に住む人や、
日常生活をする上で放射能の不安に直面した人々などが、
休日などを利用して居住地から受け入れ地へ出かけることで、
放射能に関する不安から一時はなれて心身の疲れを癒すことをいいます。
保養は世界的に知られており、放射能の影響があまりない地域で一定期間過ごすことによって、免疫力が大きく高まるなど健康面での効果的もあるそうです。


・・・メッセージ以上です・・・


         

『第3回保養とごはん〜家族を放射能から守る食事法〜』



福島第一原発事故から7年たった今も深刻な放射能汚染が広がり、放射線による人体、なかでも胎児や乳幼児に与える影響については、誰も明確な答えをもっていません。

しかし私たちは、いまこの瞬間も放射能に汚染されたなかで生き、小さな子どもたちは、さらに何十年も生き続けることになります。

 この7年間、放射能汚染に対して不安を持つご家族を対象に継続してきた疎開保養キャンプ『海旅Campでは、免疫力向上や心身の健康のための食事作りやみそ作りを通じて実践を重ねてきています。

 しかし残念ながら、放射能対策や保養の取り組みについての関心は年々薄れ、運営費やスタッフ集めについての苦労は増すばかり。そのような中で私たちは、これから20年以上、これから産まれてくる子供たちが大人になる頃までは少なくとも、このような取り組みの継続は必要だと考えています。


 そしてこれからは、私たちが保養の現場に学んできたこと、実践してきたことを分かち合うことで、地域や立場の垣根をさらに乗り越えて、皆で保養の文化を支えていけたらと願っています。
 今回の連続講座では、特に東洋の伝統的アプローチにのっとった食事法、調理法として分かち合えたらと思います。
 発酵食品や穀類、野菜類や海藻類を中心とした伝統的な日本食の知恵を食生活に取り入れることで、放射能の害から家族、地域、コミュニティを守り、一人でも多くの人が元気になる未来を実現できたらと思います。

   
日にち:9月25日(火)


テーマ:『家族を内部被ばくから守る食事法』 


ゲスト:岡部賢二(ムスビの会)


養生食作り:鉄鍋とすり鉢を使った手作り胡麻塩


【タイムテーブル】
10:00-11:30 お話①
11:30-12:30 養生食作り体験
12:30-13:30 保養ごはん
13:30-15:00 お話②


■会場
おばんざい食堂「ひとつのおさら」
京都市中京区夷川通衣棚東入花立町274番地
075-204-6440
http://www.1osara.com/

◆参加費(寄付込み)◆
1万2千円 (参加費−経費を「海旅Camp」に寄付します。)



■お申込み
冨田貴史(冨貴工房/海旅Camp)
 takafumitomita1320@yahoo.co.jp
 080-6947-2491
西村和代(ひとつのおさら)
 go@1osara.com
 090-6553-6973



■プロフィール

冨田貴史(とみた たかふみ)大阪中津にて養生のための衣食(茜染め、麻褌、味噌、鉄火味噌など)を自給する冨貴工房を営む。ソニーミュージック~専門学校講師を経て、各地でワークショップを続けている。ワークショップのテーマは暦、養生、手仕事など。疎開保養プロジェクト「海旅Camp」共同代表。「21st century ship 海旅団」代表代行。『原発事故子ども・被災者支援法』を活かす市民ネットワーク代表。著書『わたしにつながるいのちのために』(2006年/自主出版)『春夏秋冬 土用で過ごす』(2016年/主婦と生活社・共著)『冨貴電報』(2017年夏至から毎月刊行 / 冨貴電報舎)など
http://takafumitomita.blogspot.jp/


岡部賢二(おかべ けんじ) 
ムスビの会主宰。正食協会理事。大学在学中に渡米し、肥満の多さに驚いて「アメリカ社会とダイエット食品」をテーマに研究。日本の伝統食が最高のダイエット食品と気づいた後、正食と出会う。講演や健康指導、プチ断食セミナーやマクロビオティックセミナーを全国各地で開催。著書に「マワリテメクル小宇宙~暮らしに活かす陰陽五行」(ムスビの会)など多数。
https://www.musubinewmacro.com/