2014年9月14日日曜日

9月28日 鎌仲ひとみ監督×冨田貴史氏トーク&『カノンだより no.3』上映会 @本多公民館(国分寺)

9月28日に国分寺でイベントが行われます。
今回のイベントは、2011年9月のトークイベントからの続きでもあり、
その時の繋がりから始まったともいえる「ファシリテーションを学ぶ会inくにたち」の
3年間の活動の積み重ねから生まれたものともいえるものです。

放射能汚染の進む日本社会の中で多くの人が口をつぐみ、
現実と向き合うことから逃避しようという空気が蔓延する中で、
意見や立場の違う人たちに対してどのように語りかけ、話し合うべきか、
そのような事を具体的な実践を通じて試行錯誤している仲間たちで主催するイベントです。


私たちの対応が遅れれば遅れるほど、
放射能汚染および被ばくの現実はこれからさらに深刻化していくでしょう。
この感覚はネットやデータからではなく、疎開保養キャンプなどの活動を通じて、
皮膚感覚として得ている実感です。
そう思わない人はそう思わなくてもいいでしょう。それは自由です。
しかし今、もう一方の「心配する自由」「心配する者同士で助け合う自由」すら奪われているような、
不気味な同調圧力が蔓延し続けています。

今の現実の中でひとりひとりが感じてる事、見ている現実。
それはひとそれぞれ。
それぞれの現実をただただ受け取り合う事で、あらためて今を捉え直せたらと思います。

語る自由を守るのは「あるがまま聞く人」「あるがまま受け止める場」の存在。
そのような場を作るべく私たちはこの日を準備しています。
ぜひ、たくさんのお仲間を誘ってお越しください。

私たちのつながりこそが、これからの未来を作っていきます。
ひとりひとりが未来を明るく描くために、このイベントがほんの少しでも助けになればと思います。

冨田貴史 拝


以下、イベント告知文です。
(facebookイベントページより http://goo.gl/3kBaAa
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鎌仲ひとみ監督×冨田貴史氏トーク&『カノンだよりNo.3』上映 

2011年9月、鎌仲ひとみ監督と冨田貴史さんの
トークイベントを国立で開催しました。

それから3年、福島の状況、それぞれの地域での放射能汚染の状況、政治状況、

変わったこと、変わらないこと、様々ありました。

その中で、無我夢中で子どもを守り、
その時々の状況をそれぞれ見つめてきたのではないでしょうか。

3年を経た今、再度、鎌仲ひとみ監督と冨田貴史さんのトークライブを開催します。

鎌仲監督の最新作『小さき声のカノン』も、もうすぐ完成というタイミングで、
あわせて『カノンだよりNo.3』も上映します。

『カノンだよりNo.3』を鑑賞し、お二人のお話を聴き
皆で、この3年に想いを馳せ、気持ちをシェアする時間を持てればと思います。

そこから、見えてくる今、そして未来が希望あるものになるよう
皆で、考えていきたいと思います。

■ 開催日時:9月28日(日)
午後1時開場
午後1時半開始『カノンだよりNo.3』上映

午後2時半〜3時半鎌仲ひとみ監督×冨田貴史氏トーク
             
午後3時半〜5時 ワールドカフェ
                   
午後6時〜7時 『カノンだよりNo.3』上映  

午後7時〜8時 鎌仲ひとみ監督×冨田貴史氏トーク

午後8時〜9時半 ワールドカフェ

*ワールド・カフェとは、
「知識や知恵は、機能的な会議室の中で生まれるのではなく、人々がオープンに会話を行い、自由にネットワークを築くことのできる『カフェ』のような空間でこそ創発される」という
考え方に基づいた話し合いの手法です。

■ 開催会場:国分寺本多公民館 国分寺市本多1-7-1
      http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/shisetsu/shi/003022.html 

■ 参加費:一般1500円(当日2000円)、乳幼児無料、 小中高生500円

* 身体によい食材を使った軽食、飲み物をご用意しております。 ぜひ、ご利用ください。

問い合わせ&申し込み:f-yata@knd.biglobe.ne.jp 080-5017-8008
(ファシリテーションを学ぶ会 in くにたち)

主催:ファシリテーションを学ぶ会 in くにたち

鎌仲ひとみ監督(映像作家)
早稲田大学卒業と同時にドキュメンタリー映画制作の現場へ。90年最初の作品「スエチャおじさん」を監督、同年文化庁の助成を受けてカナダ国立映画制作所へ。93年からNYのペーパータイガーに参加して メディア・アクティビスト活動。95年帰国以来、フリーの映像作家としてテレビ、映画の監督をつとめる。主にNHKで「エンデの遺言 根源からお金を問う」など番組を多数監督。2003年ドキュメンタリー映画「ヒバクシャー世界の終わりに」を監督。国内外で受賞、全国400ヶ所で上映。2006年「六ヶ所村ラプソディー」は国内外800ヶ所で上映。2010年「ミツバチの羽音と地球の回転」も全国600ヶ所での上映に加え、フランス・ドイツ・オーストラリア・インド・アメリカ・台湾など海外でも上映が進んでいる。2011年度全国映連賞・監督賞受賞。2012年DVD「内部被ばくを生き抜く」発売開始。国内外800ヶ所で上映。2014年現在、新作「小さき声のカノン−選択する人々」制作中。多摩美術大学非常勤講師。京都造形芸術大学客員教授。著作に「ヒバクシャ ドキュメンタリーの現場から」「六ヶ所村ラプソディー ドキュメンタリー現在進行形」共著に「ドキュメンタリーの力」「内部被曝の脅威」「今こそ、エネルギーシフト」「鎌仲監督VS福島大学一年生」など。

冨田貴史(冨貴工房代表)
京都在住。ソニーミュージック〜専門学校講師を経て、全国各地で年間300本以上のイベント・ワークショップを続けている。ワークショップのテーマは暦、エネルギー、手仕事(茜染め、麻褌、鉄火味噌など)自家発電など。『原発事故子ども・被災者支援法』を活かす市民ネット代表。大阪中津にて養生のための衣食を自給する冨貴工房を営む。疎開保養「海旅キャンプ」主催団体「海旅団」代表代行。
著書「わたしにつながるいのちのために」「今、わたしにできること〜目に見えないものをみつめて生きていく〜」銀色夏生、冨田貴史共著「本当に自分の人生を生きることを考え始めた人たちへ」ほか。http://takafumitomita.blogspot.jp/

*冨貴工房
昭和の香りが色濃く残った昔ながらの町並み、中津商店街の一角に位置する冨貴工房は、暮らしを支える衣食住を自らの手で生み出していくための作業所です。冨貴工房では、免疫力を高める衣食住に特化して、鉄火味噌、黒炒り玄米、手前味噌、茜染めや麻炭染め、麻褌作りをワークシェア、ワークショップなどの形で行っています。http://fukikobo.blogspot.jp/