2017年10月24日火曜日

11月3日〜12日ベイエリアワークショップツアー

11月3日〜12日

冨田貴史ベイエリアワークショップスケジュール



WSは基本的にギフトとして行われています。
参加費に関して、費用の理念についてはこちらからご覧いただけます。
http://takafumitomita.blogspot.jp/p/gift.html

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『平和を創る対話〜NVCとファシリテーションを体験しよう〜』

11月3日金曜日
San Francisco市内ミッションの個人宅
5:00 会場
5:30 お話会開始
8:00 希望者でポットラックのディナー

ゲストプロフィイール
冨田貴史 (Takafumi Tomita)
大阪中津にて養生のための衣食(茜染め、麻褌、味噌、鉄火味噌な ど)を自給する冨貴工房を営む。ソニーミュージック~専門学校講 師を経て、全国各地で年間300 本以上のイベント・ワークショップを続けている。ワークショップ のテーマは暦、養生、手仕事など。疎開保養「海旅Camp」主 催団体「21st century ship 海旅団」代表代行。『原発事故子ども・被災者支援法』を活かす市 民ネットワーク代表。著書「わたしにつながるいのちのために」( 2006年/自主出版) 「春夏秋冬 土用で過ごす」(2016年/主婦と生活社・共著)など

お話会詳細
5:00 開場  軽食&お茶
冨田さんの染めの作品の展示販売も!

5:30 お話「なぜ今ファシリテーションとNVCが必要なのか」(60分 )
日本で続けている活動と、各地の状況報告。
『アースデイ永田町』『選挙フェス』を始めとする政治へのアプロ ーチ。
『海旅Camp』『風フェス』といった疎開保養プロジェクト。
作業所、マルシェ、コミュニティファームで、繋がりの中で働きあ い、学びあう。

6:30-8:00 ワークショップ「ファシリテーションとNVC体験」(90分)
ファシリテーションとNVCの仕組みを説明。
実践ワーク:自己共感/相互インタビュー/リフレクション/グル ープセッション

8:00- ポットラック交流会(希望者)
パンとスープはたくさん用意しておきますので、交流会には出たい けれども食べ物が用意できない場合はお知らせ下さいね!冨田さん手作りのお味噌も登場します!

定員:10 名
参加費:ドネーション (冨田さんの今後の活動のサポートをするためにぜひご考慮ください)
以下の費用もしくはキャンセルに関する概念、既存のイベント参加 へのかたちを再考させられますので是非ご一読を!!!


冨田貴史さんの費用の理念についてはこちら:http:// takafumitomita.blogspot.jp/p/g ift.html
キャンセルに関する考えはこちら:http:// fukikobo.blogspot.jp/p/policy. html

参加希望の方は山本よりこ (yorikoyo@gmail.com)に希望の旨メールをく ださい。追って住所と連絡先をお知らせします。

我が家はミッションとカストロの間にある交通の便が非常にいいと ころなので(BART の他MUNIの電車は全て最寄りです)、ぜひpublic transportationを活用していらしてください。車で 来られる方にはパーキングしやすそうなストリートなどお知らせし ます。自転車の方は裏庭に自転車を置けるようにしておきます。
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「つながるすべてのいのちのために ~日本の今と私たちができること~」 
日時: 11月4日(土曜日) 10時~14時
場所:バークレー個人宅(申し込みをいただいた方に後ほどお知らせします)
スケジュール:
9:30 開場
10:00 ~ 12:30
イントロ(続地球の集まりより)
チェックイン
冨田さんのお話
ダイアログ・ワーク
12:30 ~ 13:30
ポットラック
13:30 ~ 14:00
クロージング
14:00 終了
定員:20名 
参加費:ドネーション 
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英語でのお話会: Peace Making in Japan after nuclear disaster
日時: 11月4日(土曜日) 17時~21時
場所:A PLACE for Sustainable Living
スケジュール:
5:00 ~ 6:30 potluck (optional)
6:30 ~ 7:00 Check in
7:00 ~ 9:00 Talk and Dialogue


定員:30名 
参加費:ドネーション 


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茜染ワークショップ
日時: 11月5日(日曜日)、10時~17時
場所:バークレー個人宅
スケジュール:
9時半 開場
10時~12時 自己紹介、染めや衣服に関する話 / 作業工程の説明 / 布選び
12時~13時 食事と染め準備(染め作業場作り)
13時~16時 染め作業(4回染め/40分×4回=160分)
16時~17時 片付け/締め
平和活動として草木染めのワークショップを全国で行っている冨田 貴史さんと日本の伝統的な茜染をしませんか?「 草木染めは手を使った仕事を取り戻していくこと。 感覚と身体を取り戻してくことと、環境をとりもどしていくこと。 草木染めの原料となるものを産み出す土や水、 とのつながりを見つめ直す機会としての染め。」 そんな思いを持って活動している冨田さんのお話と共に、 茜染めの方法を学ぶ貴重な機会です。
定員:9名 要予約:キャンセルに関する考えはこちら:http:// fukikobo.blogspot.jp/p/policy. html
参加費:$30 +ドネーション ($30はMaterial Fee)
申し込み:Cross.pollinators@gmail.com  エリまで


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弁柄染ワークショップ
日時:11月7日(火曜日)
場所:Community Market 6762 Sebastopol Ave.Sebastopol, CA
スケジュール
10:00 - 12:00 Dyeing walk-in session
(12:30 - 13:30 break time )
13:30 - 15:00 Talk session about dyeing
15:00 - 17:00 Dyeing walk-in session
費用:$12 (bengala dye fee ) will be collected, if a participant brings the material to dye.
$20 (bengala dye fee + cloth fee) will be collected if a participant dyes a cloth made from organic cotton and hemp brought from Japan (13.5 inch x 40 inch).
定員:なし
申し込み:不要


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月の暦ワークショップ
日時:    11月10日(金曜日)    10時半〜1時半頃まで    
場所:      Glenwoodの森の家(Scotts VallyとLos Gatosの中間の家)
費用:    ドーネーション形式。当日、現金にてお願い致します。(尚、お食事代として、別途$10を
    お願いしております。メニューは、以前、お弁当のケータリングでとても評判の良かった、
    植物性100%のビビンバ丼とミニミニ鯛焼き(グルテンフリーに代用可)です。)
定員:     16名様
申し込み:shinobeau@icloud.com  (Shinobieauさん)
    
おばんざいディナーの会
日時:    11月10日(金曜日)    5時半〜8時頃まで    
場所:      Glenwoodの森の家(Scotts VallyとLos Gatosの中間の家)
費用:     ドーネーション形式。当日、現金にてお願い致します。(尚、お食事代として、別途$15を
お願いしております。メニューは、キノコたっぷりのクリームシチュー、大根と蒟蒻のおでん、高菜飯、マカロニサラダ、ケールとビーツのサラダ、グルテンフリーの小豆と抹茶のケーキです。赤ワインを使ったサングリアも1杯ずつご用意します)
定員:     11名様
場所:      Glenwoodの森の家(Scotts VallyとLos Gatosの中間の家)
申し込み:shinobeau@icloud.com (Shinobieauさん)


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『お話と映画 ~手仕事からつながる、これからの暮らしと社会~』
11月12日(日)9:00 ~ 15:00
場所: 寺子屋「叡伝」(インナーサンセットの個人宅です。申し込みいただいた方に住所おしらせします。)
大正時代に3万種以上あったと言われる職種は現在、2千種類にまで減っています。多種多様な特性を活かし、季節ごとにいくつかの仕事をしてきた日本人の暮らしは、巨大なシステムや便利さに依存し、たくさんの問題を生み出しています。未だに収束のめどの立たない福島第一原発事故後、今まで以上に足元の暮らしから社会のあり方までを見つめ直す必要性が問われています。手を使った仕事を取り戻していくこと、。身体感覚を取り戻してくこと。素材や原料となるものを産み出す土や水とのつながりを見つめ直すこと。「社会変革と手仕事」 の現在進行形の実践について交換しあう場に出来たらと思います。
9:00 〜 10:00 open door
・展示販売:『冨貴工房の草木染め』
・ウォルカムドリンクときき味噌:叡伝と冨貴工房の各種みその体験と養生みそ湯

10:00 〜 11:00 お話
『手仕事から見つめる社会変革 〜草木染め、みそ、原発、永田町〜』
(お話:冨田貴史『冨貴工房』)

映画上映 11:00 〜 12:30
映画『紫』(約80分)

昼食 12:30〜13:30

ダイアログ 13:30〜15:00 『手仕事からつながる、これからの暮らしと社会〜』

申し込み先 qpalzp@gmail.com 

2017年10月19日木曜日

これまでの冨貴電報


PDFメールマガジン『冨貴電報』はこれまで、夏至、大暑、処暑、秋分の節に発行させていただいています。


A4サイズでプリントして2つ折りすると、写真のような感じになります。





























































































































10月23日霜降に発行する第5号の記事は、肚について語る『発酵独り言』と新連載『纏う薬』です。
















2017年10月6日金曜日

10月11日 & 10月12日 『小さなくらしとせいじカフェ〜大豆を茹でながら編』 at 冨貴工房


10月11日 & 10月12日
『小さなくらしとせいじカフェ〜大豆を茹でながら編』
 at 冨貴工房

滋賀で始まった「くらしとせいじカフェ」を立ち上げた方々と出会い、
その取り組みへの敬意をこめて、小さいながら開催することにしました。

この日はみそ作りのために大豆を茹でる時間があるので、火の番をしながら語らえたらと思います。

暮らしの声を政治に届けるために、暮らしの中から生まれる素朴な疑問を大切にしたい。

難しい話は苦手という人も大大大歓迎。

恥ずかしくて聞けない、と思うような質問もぜひ共有してほしいです。

そしてそれぞれが持っている情報をテーブルの上に広げて
整理したり持ち帰ったりできたらいいですね。

僕も色々勉強したいし整理したいです。

党派を越えてその人の健康に貢献する味噌のあり方に学び
ひとりひとりが心地よく参加できるよう、大豆のリズムでゆったりお待ちしております。

ぜひご来場くださいませ〜。

日時:
10月11日 13時〜16時
10月12日 10時〜12時

会場:
冨貴工房 
(大阪市北区中津3-17-12 / 中津商店街内)

参加費:
カンパ

・参加申込みの必要はありません。突然の参加も歓迎です
・食べもの持ち寄り歓迎です◎

2017年9月10日日曜日

10月14日〜15日『日本のこよみと季節の養生』2Days実践ワークショップ




『日本のこよみと季節の養生』2Days実践ワークショップ


■日時
集合 10月14日 10時
(乗り合いタクシーご希望の方は箕面駅9時30分に改札前でお待ちください。)

解散 10月15日 17時


■会場
箕面市立青少年教学の森野外活動センター
tel:072-722-8110 
fax:072-722-5766
〒562-0005 
箕面市新稲2-257-3
email:kyoumori@yso.or.jp
http://www.yso.or.jp/minoh.html


■内容
◎日本の暦の仕組みについて、じっくり時間をかけて理解を深める。
・日、月、年のサイクルを知る。
・生活の中で暦を使えるようになる。

◎陰陽、五行への理解を深める。
・陰陽と五行の基礎をゆっくり学ぶ。
・五つの季節、五つの臓の働きを知る。
・具体的な養生法を体験する。
・宇宙、地域、心身の繋がりへの理解を深める。

■概要
・内容はみんなで作ろう。
上記の内容案を元に、ワークショップ内の時間の流れを皆で作っていきます。季節や月齢など「今」への理解と、参加者それぞれの心身の状態への理解を土台に、ワークショップを組み立てます。

・食事は少なめをおすすめします。
一日三食という当たり前になっている習慣も見直す機会にできたらと思います。1日目は夕食のみ、2日目は昼食のみを参加者で作って食べましょう。

※いつでも飲める「養生ドリンクバー」を用意する予定です。
内容:玄米甘酒、三年番茶(神農茶)、野草茶、養生みそ汁など

・日、月、年のサイクルを立体的にイメージできるように
暦に関するワークショップの時間を数回繰り返そうと思っています。
何度も反復することと、参加者同士の対話や交流の時間を持つことで、星の動きと時間の流れのイメージがそれぞれの中に定着していく助けになればと思います。

・陰陽、五行を暮らしに取り入れよう。
陰陽や五行を暮らしに取り入れるために、皆で食事をつくったり、整体やヨガ、手当ての実践を共有します。

■参加費
自由設定にします。
判断が難しい場合は、こちらのページを参考にしてみてください。
◎ギフトについて
http://takafumitomita.blogspot.jp/p/gift.html


■お勧めの持ち物(なくてもOK)
着替え(1泊分)、雨具(合羽、折り畳み傘など)、洗面用具、手拭い、日よけ(帽子や手拭い)、水筒、防寒具(夜に星を見ます。キャンプファイアーもあります)、軍手、鎌(※畑に散歩に行く可能性があります。) 懐中電灯、シャンプー、石鹸など。

・各自食器(お椀、コップ、お箸など)必須❣️


■参加お申し込み
こちらのリンクからお申込みください。
https://goo.gl/forms/XTfH7ctpolJnZZpD2
※施設への申し込み、食材や資料の準備の都合上、9/30までにお申込みください。(遅れる場合は応相談)

■お問い合わせ
・中西 真理
maridesu22@gmail.com
080-7042-6776

※キャンセルポリシーはこちら
http://fukikobo.blogspot.jp/p/policy.html

2017年8月2日水曜日

2016年に書いた「海旅Camp」についての記事

最近見つけた記事。
Facebookにしか掲載していなかったので、改めてこちらで紹介してみます。

・・・


僕が大阪中津に冨貴工房を立ち上げた大きなきっかけは、2011年3月11日の東日本大震災と福島第一原発事故です。
当時の僕は、原発事故によって振りまかれた放射性物質による身体への影響の大きさを考え、体の免疫力や解毒力を高めていく為の実践を本格的に始める場を作る必要性を感じていました。
こればっかりは「やるべきだ」とか「みんなでやろうよ」と呼びかけてどうこうなるものではないし、みんなが「やろう」と言ってくれるまで待ってもいられないと思いました。
なぜなら、放射性物質はすでに僕の体を蝕んでいると、実感していたからです。
僕はもともと、虚弱体質です。
生まれてすぐに百日咳、風疹、麻疹を患い、物心ついた時には重度の気管支喘息。
中学校を卒業するまで、毎食後に飲む薬を手放した事はなく、毎月のように夜中に病院に運ばれ、毎年入院を繰り返し、今以上に痩身だった僕は「マッチ棒」と呼ばれたりしていました。
僕がしきりに養生養生と言うのは、自分の体の虚弱さを知っているからです。
5年前、放射能汚染事故が起きたあと、風評被害を起こしたくないのでどの場所とは言いませんが、放射能ホットスポットと呼ばれる土地を訪ねた後に体調が崩れるという経験を繰り返し「明らかに自分は被ばくしている」と感じました。
そして、被ばくの影響は、短期的には、ごく一般的な生活をしていたら気づきにくいだろうな、とも思いました。
特に急性の被ばくは、二日酔いのだるさと見分けをつけるのは難しいと思ったし、化学物質や添加物を常食している人にとっては、それの影響と放射能の影響を区別することは難しいだろうな、と思いました。
透明の水に色水を垂らしたら、すぐに気づく。
でも、すでにたくさんの絵の具を入れて濁った水の中に一滴の色水を垂らしても、色の変化には気づかない。
気づかぬうちに、少しずつ身体が蝕まれていく可能性。
生まれたての、濁っていない水を持つ子どもたちから影響が出てくる可能性。
これらを体感しながら何もしないという事は出来ませんでした。
もちろん以上の感覚は、あくまでも僕自身のもの。
放射能と体調の因果関係を実証しろと言われてもできません。
だから、鵜呑みにはしないでください。
そして一方で思うのは、この「実証しろ」「エビデンスを出せ」という脅迫のような言葉によって、世界の被ばく者達は未だに口をつぐまされ、十分な医療保障などの権利を獲得できずにいるという事実。
だから、ことさらに「絶対因果関係がある!」と叫ぶことはしませんが、自分の実感を元に、対策はしていきたいと思っています。
誰も分かってくれなくても「皆が気づいた時に、対策の道がない」という状況になっていくことを、黙ってみている事は出来ないと思うのです。
・・・
放射能と向き合う時に生まれる恐怖心。
過度な恐怖心は、信じられる対象を求めてすがるメンタルとつながってしまう可能性がある。
この恐怖心を煽って信者を増やすような事はしたくない。
だから、放射能対策に関してはことさらに、ネット上で発信することは控え、淡々と、放射能の身体への影響と、それに対する対策を、人体実験のように自分の体を使って実践し始めた流れの中で、工房を立ち上げました。
僕に対して
「養生養生言ってるわりに、目の下にくまがあるのはなぜ?」
という質問をしてくれた人がいます。
その時はその質問を受けて「自分は否定されているんだな」と感じてしまって、うまく受け答えできませんでしたが、心身の養生を心がけていなかったら、今頃こんな風に仕事したり旅したりなんてできていないでしょう。
「喘息もアレルギー体質も一生治らない」
という言葉を呪文のように唱え続けられた幼少時代には信じられなかったような現実を今生きている、という実感があります。
目の下のくまぐらいで済んでいるのは日々の養生のおかげだと思っています。
・・・
僕が4歳のころ、気管支喘息が少しでも楽になるようにと、僕が生まれた千葉県松戸から、今も実家のある茨城県守谷に引っ越してくれました。
当時の守谷はその名のとおり、3つの川に囲まれた谷、田畑や沼や池も多い、自然豊かな田舎。
喘息の発作が起きない時は毎日泥だらけになって日が暮れるまで遊んでいました。
沼や池で溺れたり、山の上から落ちて怪我をしたり、怖い体験もたくさんしました。
自然の面白さと恐ろしさ、そして奥深さを肌に染み込ませた原体験をくれたのは、当時会社を立ち上げたばかりで貧しかったにもかかわらず、仕事上の負担よりも僕の健康の向上を選んでくれた父の決断のおかげでした。
今思えば、疎開保養、転地療法。
守谷から松戸まで、毎日車で2時間ほどの道のりを通勤し続け、夜中に発作が起きれば嫌な顔もせずに病院に運び徹夜で看病してくれた父。
そんな父はそんな苦労について語る事は一度もありませんでした。
たったの一度も。
それはおそらく、僕に罪悪感を与えないための思いやりだったのだと思います。
僕は恥ずかしながら、2011年の原発事故を経るまで、父の決断とその後の献身、愛の大きさに気づかずにいました。
原発事故後に始めたもうひとつの取り組みは、転地療法、疎開保養のためのキャンプの運営です。
2012年に愛知の友人たちと立ち上げた「海旅camp」は今年で5回目を数えることになりました。
このcampを通じて、子どもたちが健やかに過ごせる環境を作る事の意味の大きさを、改めて実感しています。
放射能から子どもを守りたいと願う人達であれば誰でも参加できるキャンプ、福島県内在住などといった参加資格を設ける事のないキャンプとして毎年30人〜40人ほどの親子を受け入れてきました。
回を重ねるごとに、自然の中で過ごすことや健康に配慮した食事を摂る事による健康状態の向上だけでなく、共同生活を通じてこれからの生き方を見つめなおしたり、それぞれの思っていること、感じていることを受け止め合う事によって心の健康を向上させる事など、保養キャンプには目に見えない様々な利点があることを感じています。
しかしその一方で、それらの効果は目に見えにくいものです。
僕が幼少時代にもらったもののように、それらの価値を言葉で説明することは難しいと思っています。
また、キャンプ参加者のプライバシーを踏まえるとキャンプ中に起こった事を広めにくい事などもあり、世間一般には保養の現場の空気感や必要性は伝わりにくく、保養という言葉が風化してしまっているような気がしています。
それにともない、キャンプの運営費を捻出することが年々厳しくなっています。
今年の海旅campは8月13日〜17日の4泊5日で100万円ほどの経費がかかります。
この経費はスタッフの持ち出しとカンパでまかなっていますが、今年は7月末の時点で60万円ほどが不足しています。
私たちは、これから20年以上にわたって保養という取り組みの継続が必要ではないかと思っています。
そして、私たちのおこなっている試行錯誤がこれから長い年月をかけて放射能と向き合っていくための、小さくとも確かな実践の場になっていくと思っています。
今までは、自分たちの努力でなんとかしていこうと思ってきましたが、今は少し考え方が変わってきています。
ひとりの覚悟、ごく少数の人達の苦労によって事を成就させていくのではなく、皆で手を取り合って、少しずつ気持ちを持ち寄って支えあっていくこと。
その環を広げていくこと。
そのために「分かってもらえないかもしれない」という諦めを乗り越えて、自分たちが大切だと思うものについて、語り続けていくことを、していきたいと思います。
一人の父の覚悟、ではなく、皆で支え合うことで、この現状を乗り越えて行きたいと心から思います。
恥ずかしながら私たちは、今年のキャンプを実現するための運営費を賄う事もできないままに今に至っています。
そんな私たちですが、保養の現場を作りたいという気持ちは萎えることなく持ち続けています。
改めて、私たちの取り組みを支えてくれる方を求めています。
どうか、力を貸してください。
よろしくお願いします。
・海旅キャンプ支援金口座
ゆうちょ銀行(店名)ニ一八 普通 4818236 ウミタビキャンプ
郵便振替 記号12100 / 番号 48182361 ウミタビキャンプ