今回のイベントは、2011年9月のトークイベントからの続きでもあり、
その時の繋がりから始まったともいえる「ファシリテーションを学ぶ会inくにたち」の
3年間の活動の積み重ねから生まれたものともいえるものです。
放射能汚染の進む日本社会の中で多くの人が口をつぐみ、
現実と向き合うことから逃避しようという空気が蔓延する中で、
意見や立場の違う人たちに対してどのように語りかけ、話し合うべきか、
そのような事を具体的な実践を通じて試行錯誤している仲間たちで主催するイベントです。
私たちの対応が遅れれば遅れるほど、
放射能汚染および被ばくの現実はこれからさらに深刻化していくでしょう。
この感覚はネットやデータからではなく、疎開保養キャンプなどの活動を通じて、
皮膚感覚として得ている実感です。
そう思わない人はそう思わなくてもいいでしょう。それは自由です。
しかし今、もう一方の「心配する自由」「心配する者同士で助け合う自由」すら奪われているような、
不気味な同調圧力が蔓延し続けています。
今の現実の中でひとりひとりが感じてる事、見ている現実。
それはひとそれぞれ。
それぞれの現実をただただ受け取り合う事で、あらためて今を捉え直せたらと思います。
語る自由を守るのは「あるがまま聞く人」「あるがまま受け止める場」の存在。
そのような場を作るべく私たちはこの日を準備しています。
ぜひ、たくさんのお仲間を誘ってお越しください。
私たちのつながりこそが、これからの未来を作っていきます。
ひとりひとりが未来を明るく描くために、このイベントがほんの少しでも助けになればと思います。
冨田貴史 拝
以下、イベント告知文です。
(facebookイベントページより http://goo.gl/3kBaAa)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
鎌仲ひとみ監督×冨田貴史氏トーク&『カノンだよりNo.3』上映
2011年9月、鎌仲ひとみ監督と冨田貴史さんの
トークイベントを国立で開催しました。
それから3年、福島の状況、それぞれの地域での放射能汚
変わったこと、変わらないこと、様々ありました。
その中で、無我夢中で子どもを守り、
その時々の状況をそれぞれ見つめてきたのではないでしょ
3年を経た今、再度、鎌仲ひとみ監督と冨田貴史さんのト
鎌仲監督の最新作『小さき声のカノン』も、もうすぐ完成
あわせて『カノンだよりNo.3』も上映します。
『カノンだよりNo.3』を鑑賞し、お二人のお話を聴き
皆で、この3年に想いを馳せ、気持ちをシェアする時間を
そこから、見えてくる今、そして未来が希望あるものにな
皆で、考えていきたいと思います。
■ 開催日時:9月28日(日)
午後1時開場
午後1時半開始『カノンだよりNo.3』上映
午後2時半〜3時半鎌仲ひとみ監督×冨田貴史氏トーク
午後3時半〜5時 ワールドカフェ
午後6時〜7時 『カノンだよりNo.3』上映
午後7時〜8時 鎌仲ひとみ監督×冨田貴史氏トーク
午後8時〜9時半 ワールドカフェ
*ワールド・カフェとは、
「知識や知恵は、機能的な会議室の中で生まれるのではな
考え方に基づいた話し合いの手法です。
■ 開催会場:国分寺本多公民館 国分寺市本多1-7-1
http://
■ 参加費:一般1500円(当日2000円)、乳幼児無料
* 身体によい食材を使った軽食、飲み物をご用意しておりま
問い合わせ&申し込み:f-yata@knd.bigl
(ファシリテーションを学ぶ会 in くにたち)
主催:ファシリテーションを学ぶ会 in くにたち
鎌仲ひとみ監督(映像作家)
早稲田大学卒業と同時にドキュメンタリー映画制作の現場
冨田貴史(冨貴工房代表)
京都在住。ソニーミュージック〜専門学校講師を経て、全
著書「わたしにつながるいのちのために」「今、わたしに
*冨貴工房
昭和の香りが色濃く残った昔ながらの町並み、中津商店街