2016年4月28日木曜日

『春夏秋冬 土用で暮らす。 ~五季でめぐる日本の暦』

2016年4月1日、新しい本が発売になりました。

『春夏秋冬 土用で暮らす。  ~ 五季でめぐる日本の暦』

著:冨田 貴史 著:植松 良枝

出版:主婦と生活社

発売日

2016/04/01

ISBN978-4-391-14835-0
定価本体価格 1500円 +税









(本文より)
春の終わりの約18日間は「春の土用」に当たります。土用の「土」が表すものは季節の変化を生み出す地球そのもの、つまり「場のエネルギー」です。土の中では微生物や細菌、酵素・酵母などの働きによって解毒・分解、発酵・腐敗が常に行われており、すべての命は土から生まれ、土に還っていくと考えられてきました。
「土」は死と生、つまり生命の循環を促す働きを表しており、「土用」は「過ぎ去る季節の死を促し、来る季節の生育を促すとき」とされています。季節が入れ替わり、場のエネルギーが変化するこの時期は、内臓の中の中央に属する「土」の内蔵、「脾」の働きを整えることが養生の要です。
脾は土の中のように、腸内細菌をはじめとする微生物や菌、酵素・酵母の力を借りながら食物を消化して栄養に変えて、前身に分配するエネルギーセンターのような役割を担います。
「脾」の働きを助ける味は「甘み」。春のキャベツや菜の花などをゆがいた甘みは、消化の働きを助けます。その他、玄米などの全粒穀物、沢庵などの漬物と、自然の甘みを取り入れながら胃腸を整えて、夏に元気に働くための気力を養っていきましょう。
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料理研究家の植松良枝さんの共著で、季節と暮らしをテーマした内容になります。

ご一読いただけたら幸いです。

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とみた 拝